南山手十番館、聖コルベ館の誕生から現在まで

[当時の南山手の風景。写真右手にある洋館群がコルベ館のあった南山手十番地にあたります]


 

大浦天主堂へ登る坂道の途中、右側の路地に「聖コルベ館」があります。

この場所は、マキシミリアノ・マリア・コルベ神父(1894年〜1944年)たちが、

1930年(昭和5年)に日本に上陸してまもなく借りた洋館があった場所で、

「聖母の騎士信心会」に日本支部が開設され、

「聖母の騎士」誌の出版作業が行われた縁ある地です。

当時の洋館は火災によって焼失してしまいましたが、

現在の記念館はその焼け残った赤レンガの暖炉(長崎市の南山手伝統的

建造群に指定)を中心として建てられたものです。



 
聖コルベ神父、長崎に上陸する

 昭和5年4月25日、聖コルベ神父さまをはじめ2人の聖母の騎士修道士が長崎に上陸しました。聖マキシミリアノ・マリア・コルベ神父は、1930年4月、ゼノ修道士とヒラリオ修道士の2人の修道士とともに、当時の長崎司教、早坂久之助司教の許可を得て、長崎で宣教活動を始めました。
 
長崎本河内に聖母の騎士修道院を設立するまでの約一年間の間、仮修道院としていたのが、ここ聖コルベ館のある南山手十番館でした。当時は、貧しく言葉もわからない状態で、満足な食べ物もなかった、大変厳しい生活を強いらていたのだそうです。


[当時の暖炉。この暖炉のある部屋で「聖母の騎士」が生まれました]




大浦の仮修道院
 
 仮修道院は、聖コルベ神父さまたち聖母の騎士の修道士たちが本河内に引越しされてから、所有者が変わりますが、故嵩山雄太郎氏が昭和22年、国の払い下げによって所有者となり現在に至っています。
当時の洋館は火災により消失していましたが、焼け残った赤レンガの暖炉を建物の来歴を知った現在の土地所有者の故嵩山雄太郎氏が自費で移転保存されていました。



[「聖母の騎士」を印刷する修道士たち]



 

遠藤周作氏と聖コルベ館

 小説家、遠藤周作氏は1982年3月に『女の一生<第二部・サチ子の場合>』(コルベ神父さまを主人公とし、史実に基づき、アウシュヴィッツを舞台とする作品)取材のため来崎、大浦天主堂近くの聖コルベ神父が1年間仮住まいした洋館跡を訪ねます。草むらの中、暖炉だけが当時のまま残る様子に深い感銘を受け、長崎を案内した聖母の騎士修道院の方と 故嵩山雄太郎氏に、なんとかして保存してほしいと相談しました。 
 そして14年後の1996年、遠藤周作氏の想いがついに届き、また当時の聖母の騎士修道院院長であった濱田盛雄神父さまをはじめとするたくさんの方々のご尽力もあって、唯一残された聖コルベ神父さまが最初に居住された仮修道院の暖炉を囲む形の小さな教会風の建物「コルベ記念館」が完成したのです。

 なお、この暖炉は、長崎市の南山手伝統的建造群に指定されています。





[聖コルベ館の展示物には聖コルベ神父の軌跡を丁寧に説明したパネルが並びます]




 

宗教を超えたあたたかい交流

 南山手の仮修道院跡地に居住した嵩山雄太郎氏は、ゼノ修道士との親交も厚く、年の暮れには搗いたお餅や食料を修道士たちに喜捨し、聖母の騎士修道士たちに、寄付を欠かさない人であったそうです。当時の修道士たちの思い出を雄太郎氏の長女、現オーナーの嵩山郁子氏は「毛布を着た人たちが家にやってきていた」と感想を述べられています。
 1995年、無償で土地を提供し、コルベ神父の偉業を広く伝えたたこと称され聖コルベ館を維持管理していた嵩山郁子氏、嵩山淳子氏、両氏が当時のローマ教皇、聖ヨハネ・パウロ2世から感謝状を贈られました。
嵩山家の人々はカトリック信徒ではないにもかかわらず、聖コルベ神父さまおよび聖母の騎士修道院と縁が深く、カトリックの大切な記念の地を同じ思いで大切にされています。 このような、宗教を超えたあたたかな思いに満ちた場所は、長崎ならではの特長ではないでしょうか。



[濱田盛雄神父さまが作って聖コルベ館の入り口に掛けられた故嵩山雄太郎氏の写真]




 

コルベ神父の列聖

 聖コルベ神父さまは、1982年10月10日に聖コルベ神父さまと同じくポーランド出身の教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖されました。

聖人となられたコルベ神父はその生涯に因み、ジャーナリスト、政治犯、アマチュア無線、薬物中毒者、家族、そしてプロライフ運動の守護聖人となります。記念日は命日である8月14日です。

 そして、コルベ神父さまを列聖された教皇ヨハネ・パウロ二世も2014年4月27日、現ローマ教皇フランシスコによって列聖されました。







聖人とは

 聖人とは、カトリックでイエス・キリストの姿に倣おうと努めた人のことで、それを教会が認めて贈られる称号です。

 聖人と呼ばれる人は、誰もがその人を通して神さまにお願いをし、そのお願いを神さまに取り次ぐ働きをしてくれる人です。

現オーナーである嵩山郁子氏は、聖コルベ神父さまを聖コルベ館を訪れるひとりでも多くの人びとに伝えたいとおっしゃっています。



[暖炉の前で聖コルベ神父の御絵を持つ現オーナー嵩山郁子氏]




 聖コルベ館は、奉仕による維持管理を行っていましたが、2005年以降は資金的に運営困難となりそれまで入館料無料だった展示室も入場料100円をいただき、展示屋の保全管理費用に充てさせていただいております。

 また、聖母の騎士社のサポートを受けて、ミュージアムショップを開設、聖品と記念品の販売収益で記念館を維持・運営しております。

【参考文献:「長崎のコルベ神父」小崎登明(著)、Wikipedia 】




 





 

 




■聖コルベ館までの経路です☆



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